足の水虫!どんな症状になる?原因は何?
「足白癬(あしはくせん)」と言われても
ピンとくる人は少ないでしょう。
これは正式名称であり、
馴染みのある呼び名は水虫です。
一昔前はお父さんの足になりやすいもの、
というイメージが強かったですが
近年では老若男女問わず抱える問題となっています。
水虫とは程遠いようなイメージの若い女性だって、
悩まされているかもしれません。
誰もが発症するであろう水虫。
どんな症状なのか、そしてできる原因を
知っておく事で予防や早めの対応が出来るはずです。
そこで今回は足の水虫の症状や原因について
調べてみたのでご紹介しますね。
足の水虫にはどんな症状があるの?
皮膚の角質層には白癬菌の栄養源であるケラチンが
豊富に含まれていて、特に手のひらと足の裏に
多く存在しています。
ケラチンという栄養を得て白癬菌が増殖し、
痒みや皮膚がジュクジュクになる症状が見られ、
一般的によく言われる水虫となるのです。
しかし手のひらは洗うことが多く、
水と一緒にケラチンが流れ落ちてしまう為、
足よりも水虫を発症する確率は低いと言われています。
高温多湿になりやすい足。
そんな足に見られるいろいろなタイプの
水虫を紹介しましょう。
◆趾間(しかん)型の水虫
水虫患者の大半がこの症状を抱えています。
指と指の間や側面部分が赤くなったり、
皮がむけて痒みを伴い、ついついかき過ぎてしまうと
ただれてしまう事もあります。
乾燥タイプの人は皮がむけてカサカサしますが、
湿潤タイプの人はジュクジュクとし我慢しきれない痒みに
ストレスを感じてしまう事が多いです。
◆小水疱(しょうすいほう)型の水虫
足の裏に出来やすく、特に土踏まずの
中心部分に出来る人が多いです。
小さな水ぶくれのようなものなので、
一見水虫とは違うもののように思うかもしれません。
しかし進行すると次第に痒みが出始め、
水疱が破れると汁が出てただれてしまいます。
◆角質化(かくしつか)型の水虫
足の裏全体に白癬菌が増殖し、
皮膚が厚くなりひび割れを起こしてしまいます。
また表面がザラザラしたり、
粉を吹いたりする症状に見舞われますが
痒みを伴うことはほとんどありません。
他にも爪の水虫として爪白癬(つめはくせん)と
いうものもあります。
爪の色が白や黄色に変色したり、酷い場合は
もろくなりボロボロになってしまいますが、
痒みはありません。
足に水虫ができる原因とは?
水虫の正体は白癬菌であり、カビの一種なのです。
カビが足の裏にあると言われると
一気に不潔なイメージを与えますよね。
そもそも裸足で下駄を履いていた時代は
水虫に悩まされる人はいませんでした。
しかし今はどうでしょう。
日本人の半数の人が過去に水虫だった、
もしくは今現在水虫で治療中だという人なのです。
つまり靴下や通気性の悪い靴を履く環境が
水虫が出来る環境を作っているということになります。
1日中同じ靴下、同じ靴で過ごす人も多いとは思いますが
それは白癬菌が繁殖しやすい環境でもあるのです。
まとめ
水虫=痒いというわけではないので、
もし足の裏もしくは指と指の間や側面に何かしらの
トラブルが出来ていたら要注意です。
放っておいたら必ず悪化しますし、
一度発症してしまうと治りにくいので
早めの対応が必要になります。
靴下を履き換えたり、通気性の良い靴を選ぶなど
工夫次第では水虫になりにくい環境を作れます。
不潔なイメージしかない水虫は
予防と早いうちからの対応が重要です。
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